ブランと私とその家族

私の膝の半月板（膝の半月板という骨）は
『円板半月』だったようで…半月ではなく満月（笑）

高校１年の時に膝の手術をしています

それから特に変わった様子もなく過ごしていました…



今から１５年くらい前…
一人暮らしを始めて何年かした頃

夜１１時過ぎ
さてそろそろベッドに　と思い
床でゴロンとしていた私は
起き上がろうと少し体を浮かせた途端に

ズキッでもなく　
バキッでもない
ギャ－－－ッ
と叫んでしまうくらいの痛みが全身に走り
四つん這いになったものの
そこから一切 動けなくなってしまいました

膝が動かせないのです　(￣д￣;)
手術した膝でした
ちょっとでも動かそうものなら
激痛が襲い
全身脂汗で　どうにもこうにもなりません
後から考えてみると
膝の骨が上手くハマらず
骨同士ですれて激痛になっているようでした


救急車を呼んだところで玄関は開かないし
かと言って這いつくばって玄関のかぎを開けたくても
全く動けない(+_+)

これはどうしたものか…
四つん這いの体勢もだんだん耐えられなくなってくる
でも　激痛は治まらない
仕方なく合鍵を渡してあった親に連絡しました

幸運にも携帯電話はすぐそばにあり
夜中１２時近くに親に事情を説明し来てもらう事に

でも　親が来ても　激痛過ぎて全く動けない
肩を借りたくても　四つん這いから動けない
どうにもならない
という事で　救急車を呼ぶ事になりました(Ｔ＿Ｔ)

救急車が到着して
隊員さんが簡易担架 ? を持って部屋に３人来てくれました
何だか大事だ…
四つん這いの状態から担架に仰向けに寝ないと搬送できない
というわけで
背中から無理やり担架に寝転んでみた
寝転ぶ時の激痛と言ったらっ!!!
親の腕をつかんで
雑巾絞りのごとく　どれだけ強くねじった事か（笑）

倒れ込んだ担架の上でちょっと足を動かしてみると
んっ？？？？？　あれっ？？？
痛くない？　膝が動く・・・
あの痛みは何だったんだ？
というくらい痛みはすっきり無くなっていました
でも
搬送先も決まってしまい
「大丈夫ですよ～すぐ着きますからね」
なんて優しく声をかけてもらう始末

付き添いの母親に口ぱくで
「どうしよう…もう全然痛くない」
なんてこったい（笑）
思い切り倒れ込んだ拍子に
骨が上手くハマったようです（笑）

救急車はあっという間に病院に着き
痛くなくなったと伝えると
車いすに乗り換え　レントゲンと診察

先生は
「もう痛くないでしょ」
「この痛さは出産より痛いっていう人がいるからねぇ」
え゛っ！？　そんなに痛いの？出産経験ないですが（笑）
「また同じ事があるかもしれないから　その時はまた救急車呼んでね」
意外とあっけなく終わりました

＊　＊　＊　＊　＊

今もときどき
膝が上手くハマらない時がありますが
痛みはありません

あの痛みは何だったのか
もう二度と味わいたくない痛みです


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